being&doing

暫く更新することができておりませんでしたが、その間も当社は少人数メンバーを軸として改革に取り組み続けております。改革初年度というのはそもそもの土壌整備に時間がかかり、推進者としても難しさを感じることは多々あるのですが、まだ目に見えぬこの基盤作りをしっかり行っておくことが将来を左右すると考えているため、諦めずに取り組んでいます。

さて、9月から当社内のトイレの清掃業者をある障がい者施設に変更致しました。障がい者が生涯にわたって社会との接点を持てるよう雇用の機会を提供するためです。

現在、大阪府下の障がい者の平均月収は9,244円(平成22年度)と、全国最下位の低い水準にあります。この平均月額を平成26年には12,300円、そしていずれ倍増させようという大阪府の取組み(大阪府障がい者工賃向上計画支援事業 / 就労強化事業、平成24年4月)に賛同し、協力するため業者を変更したのです。

大阪府としては、企業と福祉施設をつなぐコーディネーターとしてエル・チャレンジを配置し、この事業を推進しています。エル・チャレンジは障がい者の様々な支援を行っていますが、その中で当社は具体的にいうと「大阪府障がい者就労支援強化事業」の方に協力しています。

障がい者の方々は、将来(ビル清掃など)一般企業へ就職し、定着して雇用されるための準備段階として1年間清掃技術の訓練を受けられますが、その訓練の現場として当社のトイレを位置付けて頂き、福祉施設と契約したわけです。料金を多少抑えることは可能でしたが、これまでの清掃業者と同額でお願いすることにしました。

今私たちが健康で生かされていることは当然ではなく、家族・地域・社内・商売においても助け助けられて生きているという感謝を中核に据えて仕事をする。これを美濃の文化にしたいと考えます。

掃除に来られたら元気に挨拶を交わし、知的障がいを持っておられることを心にとめて、「掃除してくださってありがとうございます」の気持ちを表現するようにと社員に奨励しています。

この清掃業者の変更もまた、当社の変革のひとつと意味づけます。

他者や物事に対する心のあり方が変えられていくとき、それぞれの心に大きな変革がもたらされていき、それが原動力となって会社が真に変わっていくことを期待しています。

経営改革とは経営そのものであり、また経営とは、業務が行われているプロセスそのものであると常々認識している経営者は意外と少ないといいます。

しかし、普通気にも留めぬような日常の些細な事にこそ、経営の実態が現れているのです。役員がまず、そのように意識を改革することが本年の取り組みの一つでありました。

福祉施設と契約してまもなく2ヶ月。清掃に来て下さっている2名の方は、来週から所属する福祉施設の生活支援員の方のサポートなしに頑張ってみることになりました。彼らにとっては挑戦です。

そして当社、私達の挑戦は、来期どの様にして展開してゆくのでしょうか。

来たる11月24日(土)は、来期スタートに向けて年に1度の全体会議が予定されており、従前と違う内容で期待をもって準備しています。

改革初年度の取り組みが次年度以降にもつながっていくのか。

改革が始まって10ヶ月、今、ひとつの節目を迎えます。