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弊社社長は大阪洋紙同業会11代目の理事長を平成21年5月~平成26年11月まで、また、それに先立つ平成20年10月~平成21年5月までは理事長代行として、通算6年間務めさせていただきました。

10月8日、帝国ホテル大阪にて大阪洋紙同業会創立50周年記念祝賀会が開催され、当日の様子も記録された50周年記念誌に挨拶文を掲載していただいておりますので、ここに転載させていただきます。

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大阪洋紙同業会 理事長
藤本 良輔

半世紀の感謝と60周年にむけて

終戦の廃墟の中から日本が再建に向けて動き出した同じ時、私たちの先人たちが創建の鍬(くわ)を打ち込み、大阪洋紙同業会誕生への胎動が始まりました。そして、昭和39年に大商会と板紙親友会が合併して大阪洋紙同業会が発足しました。

以来、幾多の試練を乗り越えて50周年を迎えることができましたのは、歴代の諸先輩方はじめ、関係各位のご尽力の賜物と心から感謝申し上げます。

この半世紀を振り返ります時、「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず。」という孟子の言葉を想起せずにはいられません。「天の時」と「地の利」と共に、時にかなって陰になり日なたになって労してくださった方々を想います。

私たち2代目は「第2の創業」といわれる厳しい時代でした。少子化という社会状況、バブルの崩壊で戦後最大級と言われた不景気、その回復を見ぬままリーマンショックの激震、そして、東日本大震災と苦難の連続です。

その間にも時代は大きく動き、インターネット時代への歴史的転換期とも重なり、現在も電子化の一途を辿っています。

ピーク時には139社まで増えた会員が現在では66社にまで減少し、希望を見失ってしまいそうな現況ですが、それゆえに会員を戦友のように感じるのは私だけでしょうか。

そのような今、同業会も3代目への世代交代の時を迎え、積極的に参画していただくことを切に願っています。

卸商は卸の本分に立って紙の専門性を高め、ユーザーの必要に応えられるように研鑽を積み、且つ、代理店と卸が一体となって業界の規範を正して、より良い環境を構築することが目下の急務と考えます。

私たちは今一度50周年の重みを噛みしめて、60周年に向かって新たなる一歩を踏み出しましょう。

最後になりましたが、任期中の重責を支え協力してくださった方々に心から感謝申し上げ、各社の益々のご発展と同業会の更なる前進を祈念申し上げます。

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今後ともこれまで同様にご教示賜りますようにお願い申し上げます。