事業内容
時代のニーズに柔軟かつ迅速に対応する
企業システム
情報化社会の複雑化が進むにつれ、紙に対するニーズはますます多様化しています。また、多品種小ロット生産に加えて、迅速な納品といった難しい需要も生まれています。美濃紙業株式会社は、70余年にわたって蓄積された紙に関する深い専門知識と広範な取引先ネットワークを駆使して、
現代の複雑なニーズを的確に捉え、洋紙を中心に板紙や特殊紙など、多様かつ高度化するお客さまのニーズに全力でお応えしています。なかでも特殊紙の用途と可能性はほぼ無限大とも言え、美濃紙業の営業チームは、お客さまとともにその新しい可能性を掘り起こすべく、豊富な知識とアイデアを活かした多彩な提案営業を展開しています。
古き良きを守り、新しい息吹を積極的に取り入れる倉庫・断裁業務
美濃紙業の本社社屋1階と2階は、総量600トンの収容能力を有する社内倉庫として機能しています。お客さまの多様なニーズに迅速に応えることができるよう、1階と2階にそれぞれ多品種小ロットの在庫銘柄(1階に上質紙・塗工紙、2階に板紙・NCR)を取り揃えています。また、商品移動にタイムロスがないように1階倉庫内には断裁部を設けており、専属の断裁士が注文に応じて200通り以上のパターンで断裁作業を行っています。美濃紙業の速やかな対応と丁寧な包装、そして断裁精度はお客さまに高く評価されています。
求められるスピードを実現するための創意工夫
美濃紙業株式会社ではお客さまのニーズに応えるべく、平成7年(1995年)に社内配送部門を廃止し、トーア運輸株式会社の設立に参画いたしました。この事業は、東大阪市紙文具流通センター内の隣接する同業4社の各配送部門を統合し、配送の合理化と商品納入のスピード化を図り、100%の顧客満足度を目指すことを事業目的として誕生したもので、日々改善を重ね、形を変えながら今日に至ります。将来的には、共同倉庫、断裁システム、主要商品の共同仕入なども視野に入れた画期的な事業として、各業界から強い関心をもって注目されています。社会の多様化が進む中、美濃紙業は、これからも時代の流れを敏感に察知して効率的なノウハウを蓄積し、社会に貢献してゆく所存です。
美濃紙業の強み
職人技が光る高度な断裁技術
美濃紙業株式会社は、紙の断裁を専門とする断裁士を擁しています。私たちは半世紀以上にわたる豊富な経験と知識、そして高度な技術で、必要とされる精密な断裁紙をお客さまのお手元にお届けします。当社の速やかな対応と丁寧な包装だけでなく、高い断裁加工精度は多くのお客さまに高く評価されています。
「一にも二にも、お得意先にはより仕上がりの良い商品を提供するのが我々の使命だと常々思っておりますので、そこのところの葛藤で思い悩むことが多々ありますが、その葛藤を繰り返しながら最も賢明な判断を下し断裁順序を決定しています」(当社所属断裁士)。職人の矜持にかけて、余人の追随を許さない真摯な姿勢を崩すことなく、当社の断裁士は今日もただひたむきに紙を裁ち続けています。
ニーズを的確につかむ紙の地場卸商
美濃紙業株式会社は、紙の総合商社として昭和22年(1947年)の創業以来、長い歴史を有しています。デジタル化と業界再編が進む中、今日も皆さまのニーズを満たす良質の紙をお届けしています。当社が取り扱う主力商材は、洋紙と板紙、そして特殊紙であり、広範な仕入先からお客さまが必要とされる紙をご提案します。
「我々の取引先業界である印刷業界は製造業から情報産業へ移行し、(中略)卸商もまた生き残りをかけた熾烈な戦いをしています」 ― 当社代表取締役会長 藤本良輔は、2007年の業界紙インタビューでこのように述べましたが、私たちは今もこの熾烈な戦いの最前線に立ち続けています。新しい業態に進化した各種業界で求められる良質の紙をお届けするために。
環境対策への取り組み
森を守るマークFSC®~SDGsに貢献するFSC認証~
美濃紙業は業界に先駆けてFSC®/CoC認証を取得しました。FSC認証とは、Forest Stewardship Council®が定めた規格をもとに、適正に管理されていると認められた森林から生産された木材や回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品にFSCラベルをつけ、認証製品として販売できる森林認証制度です。FSCを通して美濃紙業は持続可能な社会の実現を目指します。(CoCとはChain of Custody-管理の連鎖の略。紙のトレサビリテーを可能にします。)