経営改革に着手してまもなく半年経過しようとする今、改革に応えて社員たちも自らの変革と成長に取り組んでいます。
人生の諸段階における全ての分野において共通するのは常に自己との闘いであり、このチャレンジは全て自分に返ってきますから、自らを高めながら自己実現を果たしていきたいものです。
経営陣は自己の能力を必死で高めようとしている社員を、コーチングやモチベーション(動機づけ)で支援指導しながら進めております。私たちはその中核に人間学と普遍的な真理を据えてやっていますから、この取り組みは一流企業にも通用する人材育成であると確信しています。
そのためにはプレゼンテーション(提案・説明)ができないと困ります。私たちはそこを踏まえながらスタートしておりますが、そのためには何にも先立って問題意識を持って生きることと表現力が不可欠です。
正直のところ、これまでの状況はその全てにおいて眠れる暗黒大陸のようでしたが、既に音を立てて動いています。それは瓦解への音ではなく活気ある創造の音です。
改革が軌道に乗った暁には、社員の評価は上司による評価ではなく顧客の支持や評価に重点が置かれていくことになっていくと想われます。実際、このこと以上の人事考課指標はないでしょう。
改革の主になっている担当役員の情熱は、かのスティーブ・ジョブズ氏に匹敵する勢いであり、ジョブズ氏の言葉を思い出させます。
「何か新しいことをしようとすると困難なことが待ち受けています。初めは本当に苦労しましたが、諦めようと思ったことはありません。
何か新しいことを始める時に一番大事なことは、それを成し遂げたいという情熱です。成功する人としない人の一番の違いは途中で諦めるかどうかということです。必要なのは強い情熱です」。
今では担当役員の情熱が社員一人ひとりに伝わり、その人の内部で発火して呼応する者が起こされています。
人にはみな必ず良きものが備えられています。それを磨く者たちが切磋琢磨しあう時にこそ、そこにダイナミックス(動力学)が生まれてより良い未来が築き上げられていくのです。
全ては先導する担当役員にかかっています。
しかし、何事も一人では決してできません。部長を支える取締役や監査役、そして、社外からの力強いご教示を感謝し、必ずや第二の創業を果たしたいと願っています。
次回の記事では、8月1日の朝礼で社員に語った担当役員のメッセージをご紹介したいと思います。
なお、美濃紙業(株)は、8月13日から15日までお盆休みをいただきます。